2009年9月11日金曜日

[読書記録][日記] 生物と無生物の間・不機嫌な職場

生物と無生物のあいだ-講談社現代新書

説明文形式じゃなくエッセイ風で、ストーリーを追う感じで読める。扱ってる問題は分子生物学って事で難解だが、具体的な実験内容で書いてあるため分かりやすい。マウスの受精卵に分子を欠損させたプリオンを入れる実験のくだりは、たったそんだけでそうなっちゃうの!とかなり怖いクライマックス。どうなるのよ?と引き込まれてしまう。
生物の不可逆性は今まで気付かなかった話だな。
面白かった。

今日この人テレビに出てたな。




不機嫌な職場~なぜ社員同士で協力できないのか-
なぜ協力できないのか、というテーマを下敷きに、心理学やら文化人類学やらもってきて説明している。
Googleとサイバーエージェント、歯医者のそれぞれの事例は、具体的で面白かった。特にGoogleの人事が言う、昔の日本の会社みたいですよ、という言葉は印象に残った。何だかんだでそういう事なんじゃねーかと思う。他の国からやり方とか方法論持ってきてみんな上手くいくなら今頃みんな成功してる。昔の経営者の話は古くて使えないものもあるかもしれないけどほとんどは役に立つ。
それにしても3章の説明、論述は要らないと思うなー。分かりにくくしてるだけに思える。
あと筆者が一人称で出てくるとこに違和感。筆者四人いるはずなのに、誰だよ、と。
まあまあ。


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